KLのランドマーク ペトロナス・ツインタワーに上ってきた!!
マレーシアの首都クアラルンプールには、美しさにおいて世界で5本の指に入るともいわれる建物があります。
それがペトロナスツインタワー
これまで何度もKLに来ていて、実はまだ一度も登ったことがなかったので、MM2Hビザの張られたパスポートが仕上がってくるまでの間、嫁と次男と3人でちょっとお上りさんをしてきました。
ペトロナスツインタワーとは
誰でも一度は見たことがある特徴的な外観。
マレーシアの紹介サイトやガイドブックにはまず間違いなく出てきます。
クアラルンプールの観光地といえば、何を置いてもまずこのツインタワーです!!
1998年の建築で施主はマレーシアの国有石油会社ペトロナス。
高さ452メートルは20世紀に建てられたビルの中では最も高く、その後、台北の101に抜かれたものの、ツインタワーとしては今でも世界一の高さを誇っています。
イスラム教国家のマレーシアらしく、ビルにもイスラム様式が取り入れられタワーの先端はモスクの尖塔のような形になっています。
建設を請け負ったのは、タワー1(右側)が日本のハザマ、タワー2(左側)を韓国のサムスン系列の建設会社。
日韓の企業が競い合って建設を進めたことで、当時世界一の高さだったタワーが、なんとわずか29か月で完成したのです!!
スピードを上げた分、建設途中にはいろいろ問題があったようです。
まずサムスンがタワー2を41階まで建てたところで、タワーが傾いていることが判明。ライバルのハザマに助言を求め、2本のタワーをつなぐブリッジで補正補強する案が採用されました。
現在41階にあるスカイブリッジは当初の計画では存在してなかったんですね。
とはいえ、そのハザマもハザマでタワー1を72階まで上げたところで25ミリ傾いていることが発覚。そこから上を逆方向に20ミリ傾けて修正したとか。。。
一般見学できるのは41階にあるスカイブリッジと83階のショップ・ラウンジ、そして86階の展望台です。
ペトロナスツインタワーの昇り方
展望台の営業時間は午前9時~20時15分。
入場は時間が決まっていて毎時ちょうどと15分(つまり1時間に2回)、時間ごとに人数制限があってその人数になると売り切れです。
料金は大人RM80.00(約2,400円)
*MyKad(マレーシアの身分証明書)がある人はRM28.00。
私たちMM2Hや就労ビザ所持者も含まれます。いわゆる現地人価格、ぜんぜん違いますね!!
当日券もあり午前中は比較的すいていますが、午後から、特に夜景の時間はほととんど売り切れです。あらかじめネットで予約することをお勧めします。
ツインタワー展望台チケット オンライン予約 | マレーシアの情報ならGoMalaysia
さてチケット売り場(展望台入場口)ですが、初めての人にはちょっと分かりにくいです。
あんなでかいタワーなのに?(笑)
そうですね、タワーの下までは簡単に行けますが、チケット売り場への案内表示がさほど出ていません。
このあたりが日本との違い…でしょうかね、まぁ、それもまたよし!!です(笑)
まず公共交通機関LRTで行く場合はKLCC駅で下車、そこからタワーの足元にある大型ショッピングモール「スリアKLCC」を目指します。
スリアKLCCは簡単に分かります。
なにしろブランド品はもちろん、伊勢丹、紀伊國屋などの日系店舗、映画館、水族館、フードコートにカフェ、レストランとなんでも揃う大型モールで、横浜のランドマークプラザみたいな感じです。
駅から来るとスリアKLCCの地下に入いります。
そこからエスカレータで一つ上のグランドフロア(G階)まで上がります。
↑
グッチとフェラガモが目印です!!
この店の間の通りを進むと、、、そこがタワー直下のロビーです。
チケット売り場への入口はロビーの左右に二か所、どちらからでも入れます。
↑ここがチケット売り場へ向かうエスカレータの入口。
チケットカウンターは地下です!!
グラブなどで地上から来た場合はタワーの正面入口から入いってください。
入ったところがもうタワー直下のロビーです。
↑
正面から入った場合はF1カーの展示が目印。
ここから左右どちらに行ってもOKです。
↑
チケットカウンターに到着です。
いざ、展望台へ
入場口から先はリュックやカメラの三脚は持込みは不可。
入り口横の手荷物預り所に預けます。
いよいよエレベーターに乗り、まずはスカイブリッジのある41階へ昇ります。
ここがスカイブリッジ。
約半分の高さでこの迫力!!
スカイブリッジを15分ほど見学したら、再びエレベーターに乗り83階へ。
さらにエレベーターを乗り換えて、最上階86階の展望台に昇ります。
高層といわれるビルが遥か下に。。。でもよく見るとまだ建設中のビルが多いですね。マレーシアはまだまだ成長発展中です。
向かいのタワーに、小さく作業員さんが。。。命がけです。
展望台にはミニ博物館もありましたよ~
最後に
ペトロナスツインタワーには「傾いている」だとか「タワー2はテナントが入居しない」など、いろいろと噂があるようです。
でもでも、世界一の巨大なツインタワーを造った、しかも29ケ月という短期間で。
それだけで、とても凄いことじゃないですか!!
日本にも韓国にも、そしてマレーシアにもそれぞれ思いとプライドがあって、時に競い、時に助け合いこの、マレーシアを代表するランドマークを造ったんですね。
正に地図に残る仕事、未来に、子どもに誇れる仕事です。
ぜひ多くの方に訪れていただきたいペトロナスツインタワー。
そしてその堂々たる雄姿に、その絶景なる眺めに感動してください。
その建設の歴史と、困難に全力で立ち向かった日韓の技術者の心に、想いを馳せてみてください。
きっとまた、どこか違うマレーシアが見えてくると思います。