マレーシアに海外移住、MM2Hの取得について(前編)
プロフィールにもあるように、自分のビジネスに一区切りをつけた私の次なる目標は、マレーシアでのロングステイ。
とは言え、嫁も娘も義母もワンコも、まだ日本を出られる状態ではなく。。。当面は一人でマレーシアと日本を行ったり来たりの生活を目指すことになりそうです。
その準備から実行までを、雑記にして記録してみます。
今回は全3回の前編です。
なぜマレーシアなのか
日本人の移住先として10年連続ナンバーワンの人気を誇るマレーシア。
一般的な理由は、
・物価の安さ
・温暖な気候
・税金の優遇
・若干1時間の時差
・年間3~4%の金利所得
書くだけでも魅力的ですよねー(笑)。
次男がマレーシアに住んでいる
私がマレーシアを選ぶ理由の一つがこれです。
24歳になる次男はマレーシアに本社がある航空会社、エアアジアでキャビンクルーをしています。
いわゆるCAですね。
日本では男性の客室乗務員はほとんど見かけませんが、海外のエアラインではぜんぜん珍しくありませんよ。
エアアジアはクアラルンプール(KL)を中心に日本へも多くの便を飛ばしているので、日本人クルーは重宝されているようです。
また会社、というか、マレーシアという国のちょっとゆる~い空気が合うのか(笑)ずいぶん楽しそうに働いています。
エアアジアのクルーは外国人であってもKLベースなので、彼もKLの中心部から15分ほどのところに部屋を借りて住んでいます。
私が向こうで息子と 一緒に住むことはないと思いますが(笑)まあ異国で身内が近くにいれば、何かとお互いに心強いところはありますよね。
アジア各国を拠点に路線を拡大していて、もちろん日本路線も多く、最近は関西からハワイ(ホノルル)へも飛ばしています。
マレーシアにはロングステイヤー向けの凄いビザがある
その凄いビザとは、ロングステイを考えたことがある人なら知らない人はいないと言っても過言ではない。。。
MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)のことなのです。
私のがマレーシアを目指す最大の理由も、マレーシアにはこのMM2Hがあるからなのです。
ではそんなに凄いMM2Hとはどんなビザなのか、まとめてみます。
MM2Hとは
MM2Hはマレーシア政府移民局が公認で発給している長期滞在者用のビザです。
年齢制限はなく、一定の基準をクリアすればだれでも申請でき、取得すると10年間マレーシアに滞在することができます。
10年経過以降も延長の更新申請が可能です。
永住とまでは言えませんが、長期にわたり滞在でき、税制面での優遇などもあってか、年々、日本人のMM2H取得数は増えています。
マレーシア移民局の統計によると2016年までの日本人のMM2H取得者数は4,198人。
1位は中国の8,333人、日本は中国に次いで2位らしいです。
特に2011年の東日本大震災以降、急激に増えました。
これはMM2H(マレーシア)が、日本で非常事態が発生した場合の逃避先として選ばれているということです。
日本には地震、原発はもちろん、常に地政学的リスクが存在します。
大規模災害や有事が発生して国内がパニックになった場合、国は一般国民の出国を規制するかもしれません。
そんなとき、外国の滞在ビザを持っていれば優先的出国も期待でき、少なくともマレーシア入国を拒まれることはありません。
MM2Hのメリットは?
- マレーシアに10年間の滞在ができる(更新延長して10年以上滞在も)
- 自由に入出国ができる(滞在義務がない)
- マレーシアに銀行口座がもてる(超高金利)
- マレーシアで日本の年金を受け取ると所得税免除
- マレーシアには相続税がない
- 住宅の購入ができる(いい条件での住宅ローンを組める)
- 日本から車を免税で持っていくことができる(廃止になりました(涙))
- 就労が可能(条件あり・週20時間まで)
- 事業の投資ができる(政府ガイドライン有り)
- 家族も連れて行くことができる
何といっても、当面はマレーシアと日本を行ったり来たりの生活を目指すことになる私にとって、自由に入出国ができて滞在義務がない、というのはとてもありがたい制度です。
また
今の日本で銀行にお金を預けてたら、、、おそらく利息はいくらにもなりませんでしょう(笑)。
ところが発展途上中のマレーシアでは、とにかく金利が高い!!定期預金なら3%~4%は当たり前!!
さらに投資信託でもローリスク・ミドルリターンの商品が多く、パームオイル事業への投資を組み込んだ商品など、利回りが10%を超えてくるような商品もざらにあるようです。
日本では?
銀行がゴミみたいな商品を並べてますよね(笑)。
あれは投資家のための商品ではなく、銀行が売りたい(手数料を稼げる)商品を押し付けてるだけですよね。
銀行で売っている投資信託がいかにゴミかをもっと詳しく知りたい人には、元銀行員が書いているブログが分かりやすいです。
www.financepensionrealestate.work
銀行員もサラリーマンで上からの指示では仕方がないとはいえ、あれでは日本の銀行員に未来はないですね~残念!!
話がそれました(笑)すいません。
MM2H取得の条件とエージェント選び
MM2Hの取得には資産や収入、また犯罪経歴がないことの証明など、いくつかの条件があります。
特に経済的条件は申請者が50歳以上かそれ未満かで大きく違います。
例えば
【申請時に必要な最低保有資産】
- 50歳以上の人→RM35万(約1050万円)以上
- 50歳未満の人→RM50万(約1500万円)以上
【マレーシアの銀行に預け入れる定期預金額】
- 50歳以上の人→RM15万(約450万円)以上
- 50歳未満の人→RM30万(約900万円)以上
50歳以上の人の方がハードルが下がります!!(ありがたい)
条件をクリアできれば、申請そのものは代行業者(エージェント)さんがすべて手続きしてくれるので難しいことはありません。
その代行エージェントさんは、昨今のブームの中ずいぶんたくさんあるようですが、私はSTEP1Malaysia.com(N.S Vision Marketing Sdn.Bhd.)という会社にお願いしました。
ものすごく、いいエージェントさんです!!
間違いなくお勧めできます。
何といっても会社のモットーが
「ロングステイャーのより良き相談者(社)になる」
社長の中村さんも
「MM2H取得のお手伝いは入口に過ぎず、ビザを取得して移住してきた方を強力にサポートして末永くお付き合いしていくことが使命です」
実際、私も複雑な銀行口座の開設、オンラインバンキングの設定など、中村社長に手取り足取り教えていただき本当に助かりました。
ちなみに中村社長は元日系企業の駐在員。
マレーシアに駐在するうちに、この国から離れられなくなり、ついに独立して会社を立ち上げたそうです。
そして現地スタッフのHさん、Mさん(どちらも日本人女性)もとても丁寧な仕事をしてくれます。
日本での面倒な資料集めも、彼女たちのサポートがあればこそ続けることができました。
そしてついに今年3月、マレーシア側の仮承認がおりて、いよいよこの6月末には本申請というところまでこぎつることができたのです!!
↑仮承認レター
(追記)
本申請の日程が6月25日(月)に決まりました!!
24日にKLへ向かい、現地で中村社長と合流していよいよ本申請です。
息子もたまたま休みらしく、いい滞在になりそうです。
本申請の詳細は、また別記事で!!